支援記録・ケース記録の内容から感情値を推測 : 注目すべき記録をすばやく見つけたり、大局的な状況を判断するための材料としてお使いいただけます。
「かんたん支援記録カンタン支援計画」では、様々な条件下で支援記録の一覧ができますが、忙しくて時間があまりない時などは、一覧されたすべてのケース記録(支援記録・ケア記録)を読み込んでいくことができないこともあると思います。
また、「あの利用者様の先月のメンタルはどんな状態だったかな?」とか、取り組んでいる「この作業に対して利用者の皆様はどんな思いを持っているのかな?」といったことを、客観的に、大局的に、すばやく把握するのはなかなか難しいことですよね。
そんな時は、新たに支援記録表示ページに追加された「ネガポジ判定」機能を利用してみてください。
この機能により、一覧されている一つひとつの支援記録の内容 (単語の構成比率など) から推測した感情極性値を -100% (ネガティブ) から 100% (ポジティブ) までの評価値として、それぞれ算出し表示します。
また、各支援記録の評価値だけでなく、一覧されている記録の感情極性値の総合平均値も同時に表示されます。さらに平均値だけでは見えてこない、値ごとのバラツキ度 ( ≒ 感情の浮き沈みの大きさ ) を示す標準偏差も一緒に表示されます。
これらの数値を指標として参考にすることで、その条件の元で
- 「注目すべき記録はどの記録なのか」
をすばやく見つけ出したり、あるいは特定のキーワードで検索した時に、総合平均値を見れば、そのキーワードに対して、
- 「利用者の皆様が全体としてはどう感じているのだろうか?」
などといったことを評価するための一つの指標としてご利用いただけます。
それぞれの評価用辞書を育てていくことができます。
しかし、それぞれの事業所ごとに記録内容に含まれている一つひとつの単語の意味合いは異なると思いますので、画一的な評価は難しいはずです。
そこで、各支援記録の感情評価値に違和感を感じたときには、その評価値を実感している値へと簡単に補正していただける「補正ボタン」を用意しました。この補正を繰り返すことで、それぞれの事業所様ごとに、独自の評価値を持った辞書ができあがっていき、より信頼のできる評価システムへと育てていくことができます。
ケース記録・支援記録の内容一覧から、文字や写真の情報だけではなく、数値として読み取ることの出来る情報は、文章とはまた違う視点を得ることにもつながりますので、支援業務にお役立ていただけるのではないかと思います。
また同時に、表示されたケース記録一覧の中から、登場頻度の高い単語の一覧も確認できます。「どのような単語が頻繁に使われているか」を確認することでも、利用者様の様子や傾向を把握するためのヒントとしてお使いいただけます。
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