ケース記録の書き方・参考図書紹介『相談援助職の記録の書き方‐短時間で適切な内容を表現するテクニック』その5
援助職はクライアントから受けた印象を記録に残すわけですが、印象とは極めて主観的であり、共有化が難しいものです。そこで、主観的印象の根拠になった客観的事実を明確に示し「印象の根拠」を文字にして可視化するフレームとして、今回はMSE(Mental Status Examメンタルステータスエグザム)を紹介します。
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援助職はクライアントから受けた印象を記録に残すわけですが、印象とは極めて主観的であり、共有化が難しいものです。そこで、主観的印象の根拠になった客観的事実を明確に示し「印象の根拠」を文字にして可視化するフレームとして、今回はMSE(Mental Status Examメンタルステータスエグザム)を紹介します。
前回は、ケースワークのフレームに沿って、それぞれの段階で記録が果たす役割を見てきました。その中で記録というものは、実は援助職の業務を体系的にとらえるうえで極めて有効なツールであるということをお分かりいただけたかと思います。それをふまえて今回は、記録に必要とされる要素について5回に分けて要約していきます。
→ 続きを読む前回は、支援者がどんな視座でケース記録を記入していくべきかということと、ケース記録に盛り込むべきポイントについて要約してきました。
著者によると、記録を作成するのは、思考プロセスをまとめて客観視するための作業とのことですが、ここでは改めて個別援助の枠組みに沿って、『記録の果たす役割』を要約していきます。
記録は大事だし、書かなければいけない、と認識しながらも、記録を作成するのはついつい後回しになってしまう。といったことも多いのではないでしょうか。
記録の役割がはっきりしてくると、日々の支援の仕方、仕事時間の使い方に変化が表れるはずです。
→ 続きを読む「かんたん支援記録カンタン支援計画」では、ケース記録の記入・編集の際、加算項目等のチェックボックスによる集計が出来ますが、この集計内容を「集計情報一覧」ページ内の日別一覧表から、直接一括で編集できるようになりました。
特に国保連請求用CSV作成時の加算超過の調整など役に立ちます。
「かんたん支援記録カンタン支援計画」を上手に活用していく上でも、ケース記録の書き方を学ぶことは重要です。
この記事では、書き方の参考となる文献を紐解いていきたいと思います。
前回は記録というものについて書かれている著書、『相談援助職の記録の書き方-短時間で適切な内容を表現するテクニック』の内容を要約しながら、ケース記録の目的や歴史的な背景を要約してきました。
今回はその続きとして、支援者がどんな視座でケース記録を記入していくべきかということと、ケース記録に盛り込むべきポイントについての要約です。
同時に「簡単に、即座に記録情報を共有できる」ことによる利点を、より「支援の質の向上」に活かしていくための書き方が明確になると思いますので、じっくり読んでいきましょう。
新型コロナウイルス対策の中でも、感染の兆候を捉えるための基本とも言える「体温」の把握。利用者様一人ひとりの検温ももちろん大切ですが、施設全体でどのような傾向にあるのかを把握しておくこともリスク管理としては重要です。
「かんたん支援記録カンタン支援計画」では、ケース記録(支援記録)の記入時に、バイタル情報も記録できます。そのバイタル情報から、利用者様の平均体温推移をグラフ化して確認することが出来るようになりました。
→ 続きを読む日々、支援者のみなさんはケース記録を書くときに、どんな観点で、どのように記せば良いのか、いろいろと思案し工夫をされているかと思います。
そこで、ここでは支援記録の書き方についての著作を紹介しながら、ケース記録の書き方のポイントを抑えていければと思います。
参考にする本の題名は『相談援助職の記録の書き方ー短時間で適切な内容を表現するテクニック』です。
執筆されたのはアメリカカリフォルニア州にて10年余りソーシャルワーカー、ケースワーカーとして仕事をされた八木亜紀子さんです。(福島県立医科大学 特任准教授 精神保健福祉士 公認心理師)
ケース記録を書くポイントを押さえて、現場の支援力アップを目指しましょう。
→ 続きを読む福祉サービスを提供している事業所にとって、ケース記録(支援記録)を始めとする各種記録(サービス提供記録・介護記録・ケア記録・業務日報など)はサービスを提供したことの証拠書類としての意味合いもありますが、「いつどのような支援をしたのか」ということを確認し、支援の方向性を改善していくための「情報資産」でもあります。
→ 続きを読む「かんたん支援記録カンタン支援計画」は、クラウドサービスなのでシステムの基幹は共有していますが、当然ながら各事業所様ごとに運用方針や主たる利用目的などは異なりますので、それぞれのニーズに応じて柔軟なカスタマイズができるように設計されています。
ただ、具体的にどのようなことが出来るのかが、イメージしにくいかもしれませんので、このページでは具体的な参考事例を挙げさせて頂きます。
→ 続きを読む現在、世界中で猛威をふるっている「新型コロナウイルス」。日本でもたくさんの方が感染し、福祉従事者の身にも降り掛かってきています。
このウイルスの特徴から、感染しやすい条件をさけるためには、「3つの密」を避けることが重要といわれているのは、皆様ご存知のとおりです。
現在、電話やテレビ会議システムなどによる「テレワーク支援 ( 弊社の場合の例 ) 」でも、場合によっては「出席」と認定される状況ではありますが、基本的に福祉業界は、濃厚接触せざるを得ない場面が多く、ソーシャルディスタンス(人との物理的距離)を保つことが難しいという側面があります。
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