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支援記録(ケース記録)システム

ケース記録システム「かんたん支援記録カンタン支援計画」 初めに、「概要と目的」をお読み下さい
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AI時代の新たな視点を : 生成AI ( ChatGPT API ) が、支援記録を要約し、個別支援計画の目標に基づいてアドバイスを提示してくれます。

日々、各利用者様の個別支援計画に基づいて支援を行っていく中で、支援記録 ( ケース記録 ) は蓄積されていきます。 一人ひとりの利用者様の支援には、多くの場合、複数の支援員様が関わることになりますので、一般的に支援記録には「自分以外の支援員」が行った「身に覚えのない」内容も含まれています。

こうして、多くの情報が蓄積された支援記録から、利用者様ごとの状況を読み解き、総体的に捉えることは短時間で出来ることではありません。 特に、モニタリング時や、新たな個別支援計画の作成の際などには、きちんと支援内容の精査と総括を行う必要があり、そこには「隠れた課題」が潜んでいることもあるでしょう。

生成AI が「ある時代」には「ある時代」の時短術を

ただ、「たくさんの記録文書の精査と総括」のような人間にとって時間のかかる作業でも、生成AIにとっては数秒で解析できてしまう「得意領域」です。 場合によっては、人間では見落としがちな重要な点なども提示してくれることもあるかもしれません。

今回「かんたん支援記録カンタン支援計画」に ChatGPT API を組み込み、ワンクリックで利用者様の「支援記録内容の重要ポイントの要約」と「個別支援計画の目標に基づいたアドバイス」を生成する機能を追加致しました。

AI による「生成」とはいえ、事実に基づいた「記録」と「計画目標」から解釈して生成するため、とても精度が高く、支援を行っていく上で実用性の高い情報が得られます。 生成のたびに表示される内容は多少変わりますが、一例として、以下のようなイメージで表示されます。

その特性上、毎回必ず「目標達成のためのアドバイス」が含まれるとは限りませんが、なるべく具体例などとともに「簡潔で読みやすい形」を目指して生成するよう調整してあります。 支援記録の総括や、個別支援計画策定時のご参考等としてお役立て頂ければ幸いです。

生成AI による「要約とアドバイス」を利用するには

2024/2/17現在、この機能を利用するための基本条件としては「単一の利用者様の支援記録一覧ページ」を表示している状態で、このページ内に一緒に表示されている個別支援計画の中に「目標が書き込まれている」場合 ( #計画キーワード として含めると、より明確に伝えられます ) に、利用することができるようになっています。 現時点では、システムの都合上、連続的に使用することは出来ませんので、利用可能なタイミングで以下のようなボタンが表示されます。

また、利用の際には、このボタンを押した時点で ChatGPT ( OpenAI社 ) にデータを送信することになります。 この API という仕組みは、様々なアプリケーションに組み込んで利用するための仕組みですので、当然セキュリティ面にも配慮されており、同社は「学習データ等に利用されることはない」と公言していますが、念のため、個人を特定できるような情報は送信しないようにしています。

以上の点をご了承の上、ご活用頂けますよう、よろしくお願いいたします。

※ ちなみに、ウェブサイトとして一般公開されている ChatGPT にデータを送信する場合には、OpenAI社の学習データとして利用されることがありますので、個人情報などの機密情報は入力しないようご注意下さい。

掲載日 : 2024年2月14日 / 更新日 : 2024年3月3日

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