就労継続支援B型などに便利! 支援記録 (ケース記録) の記入時に「目標達成度を測れる数値」などを記録していくことで、日々の変化を視覚的に確認できます。
利用者様の支援を行っていく中で、感覚的に以前よりも「上達している気がするな」とか「感情のコントロールが上手になってきたかも」など、漠然と感じることがあるかと思います。
ただ、感覚的に理解するだけでなく、その上達度の変化の過程や、「どの支援が、どれくらいの効果があったのか」などの情報を、数値で明確に認識できると、その後の統一的な支援にも役立てやすくなります。
「感覚」ではなく「数値」として効果を測ることで、支援ノウハウを蓄積しやすく。
ある「課題」や「目標」に対して、その支援手法がどれくらい効果があったのかを測ることのできる、「達成度の指標となる数値」 ( 例えば、「禁煙」という目標に対する「一日のたばこの本数」など ) を日々継続的に記録していくことで、感覚的にではなく、数値の変化量として、グラフで視覚的に確認できるようになりました。
この数値項目は、複数設定 ( 初期状態で、2つ設定されています ) できますので、効果のある数値を試したり、それぞれの数値同士の相関性を推測することにも役立ちます。
「数値が改善されてきた日」の前後や、「極端な値を取っている日」など、気になった日の記録内容も [ 内容確認 ] ボタンからチェックしてみると、どのような支援がその変化に繋がったのか、ということも紐解けるかもしれません。
事業所全体や、法人全体での傾向も確認できます。
また、このグラフは、集計ページ内の数値データ列全般に適用できますので、利用者様毎の変化の様子だけでなく、全体の集計表である「総合計 (利用者毎) 」、「総合計 (日毎) 」を見ることで、様々な数値の「事業所全体としての変化」も確認できます。
「支援改善に役立つ数値」を、上手く見つけましょう。
データから得た変化の情報を「今後の支援力アップ」につなげるためには、「測りたい指標に対して、記録すべき的確な数値を見極める」ことが大切です。
例えば、「一日に作業完了できた数」を測りたい場合には、その数を記録すれば良いのですが、「作業効率」の変化を測りたい場合には「作業時間あたり」の工数を取る工夫が必要です。
なるべく負担なく簡単に記録できて「日ごとの数値で相対的に効果が比較できる」ような数値を選んで頂けると良いのではないかと思いますが、数値であればどのような情報でも記録できますので、活用方法はアイデアしだいで色々と考えられるかと思います。
初期状態では、汎用性のある「数値①」「数値②」という項目名になっていますが、変更ももちろん可能ですので、ご希望の際はお気軽にお申し付けください。