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支援記録(ケース記録)システム

ケース記録システム「かんたん支援記録カンタン支援計画」
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たくさんの支援記録から「内容ごと」「課題ごと」に要点や改善点を分析するために : 生成AIが記録内容から適切な分類用タグを追加してくれます。

目次

支援記録には、ケースごとに様々な主旨や目的で書かれた文章が混在してくることもあります。 そのような「主旨」や「目的」など、意味的に近い「内容ごと」「課題ごと」という抽象的な条件に対してでも、記録の中から探し出せるよう、「かんたん支援記録カンタン支援計画」では、ハッシュタグによる抽出ができるようになっています。

ただ、タグの利用頻度が少ないために、ボタンとして表示されなかったり、似た名前のタグが複数作られてしまっている場合などには、うまく抽出できないことがあります。また、タグを付けていくことが面倒だったり、運用の管理が難しい、といった理由で活用されていないケースもあるかと思います。

TIPS : ボタンを使わなくても、支援記録の記入中に「 # 」を入力すると、これまでに利用したタグの一覧が表示されます。 その後、続けて入力する文字によって候補を絞り、一覧から選択して記入することもできます。

そこで今回、記入している内容から適切なタグを推測し、ワンクリックで自動的に記録の冒頭に追加してくれる機能を追加いたしました。 もちろん、必要に応じてタグの書き換え、挿入位置の変更、削除なども可能です。

既存のハッシュタグで適切なものがあれば、優先的に採用してくれます。

記録内容を解析し、抽出用のタグとして適切なものを、記録内容の冒頭に追加してくれますが、これまで利用されているタグ ( #計画キーワードも含みます ) も踏まえた上で、既に適切なものがあれば、そのタグを極力用いるようにしてあります。 これにより、無駄にタグが増えてしまうことを防ぐとともに、あまり意識しなくても「内容ごと」の適切なタグが定まっていきますので、自然と「内容ごと」に抽出できるタグが育つようになります。

TIPS : 記録内に手動で追加済みのタグは、重複して自動追加されることはありません。

支援記録を書き終えて、ハッシュタグボタン ボタンを押すだけで、「内容ごとに抽出する」という抽象的なタスクによる情報活用の選択肢を増やすことができますので、「支援記録情報をうまく活用できない」という事業所様にも気軽に試していただけるのではないかと思います。

応用 : 内容ごとに抽出した記録情報を、AIで解析して要点を把握

このようにしてタグ付けされた記録は、支援記録表示ページにて、タグボタンを押すだけで一覧として抽出できますが、このタグによって抽出された状態で 「要約とアドバイス」を実行すると、そのタグに焦点を当てた状態で「要約とアドバイス」を出力できます。

例えば、#体調変化 というタグで抽出した場合、抽出した記録一覧の中から、「体調変化」に着目して記録内容から要点をまとめてくれますので、体調に変化をもたらしていた「未知の要因」なども見えてくるかもしれません。

この方法で、調べたい「内容ごと」や「課題ごと」に、大量の記録情報からでも、要点や改善点を把握できるようになりますので、個別支援計画の策定時をはじめ、「より深く情報活用をしたい」という事業所様にも、お役立て頂けると思います。

いずれにしても、短期的には成果の見えにくい側面もありますが、運営にもっとも大切なのは長期的なビジョンだと思いますので、気長にご活用頂ければ幸いです。

TIPS : 当サービスでは、送信された情報がAIの学習等に利用されることのない「ChatGPT API」を用いたデータ解析手法を取っていますが、念のため、個人を特定できるような情報は送信しないようにしています。

掲載日 : 2025年7月14日 / 更新日 : 2025年7月26日

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