就労継続支援A型のシステム活用例 : AIによる「作業の分析」、タグによる「記入省力化」、タイムカードによる「勤怠管理」、グラフによる「達成度の把握」など。
利用者様との雇用契約に基づき支援を行う「就労継続支援A型」では、利用者様お一人お一人に対して、日々の業務における細かな「イシュー ( 課題点 )」にも合理的な配慮を心がけ、そこから「カイゼン」すべき方向性を見出し、そのフィードバックを積み重ねていくことが、未来の大きな成果へとつながります。
このページでは、就労継続支援において、より成果を上げるための「かんたん支援記録カンタン支援計画」の活用例をご紹介いたします。
作業を「タグ付け」して、作業内容ごとに課題点・改善点を発見しやすく
利用者様が担当している「業務・作業の名前」や、施設外就労時の「就労先名」など、働く上での「キーワード」となるフレーズ ( 例として「アイロンがけ」 ) の先頭に 「#」 をつけて、 #アイロンがけ といった書式で支援記録に記入しておくと、それぞれの「業務」や「作業」ごとに関連する記録をかんたんに抽出することができるタグ(ハッシュタグ)として機能します。
さらに抽出した後、AIによる「要約とアドバイス」を利用すると、このキーワードを考慮した上で、生成AIが記録内容を解析し、「要約とアドバイス」を提示してくれます。
このフローにより、一つひとつの「業務」や「作業」に、「どのような課題点があり、どんな改善方法があるのか」といった事を見つけ出すツールとして、生成AIを活用できます。
また、このタグは「情報を抽出するため」だけでなく、「ワンクリックで記入できるボタン」としても機能します。
つまり、要点を「素早く記入」し、「素早く状況把握」できるようになります。 記入時には、テンプレートも併せて活用できますので、大きな時短効果も期待できます。
情報を得る際に、検索語を「わざわざ」入力して検索するのとは違い、「日常的に」ワンクリックで重要なキーワードから情報を抽出できる、という環境そのものが、支援員様一人ひとりの「問題意識」や「支援の要点」との向き合い方に新たな視野を与え、この点も「本質的な支援の質の向上」に貢献してくれるはずです。
TIPS : 記録表示ページでは、複数のタグを同時に指定して、より要件を絞って記録の抽出をすることも出来ます。 例えば 「 #就労先名 + #作業名 」などで、より具体的な課題を俯瞰して見つけやすくなるかもしれません。
このタグ(ハッシュタグ)は、個別支援計画でも機能し、支援のサイクルを上手に回すためにも活用できます。
詳しくは「支援記録と個別支援計画の連携によるPDCAサイクルの構築法」をご覧ください。
作業などの達成度を棒グラフで確認
主に加算項目や、タスクなどを集計するための「集計項目」には「チェック式」項目の他に、「数値型」の項目を設定できます。この数値型を「作業の達成度」などを記録するための項目として活用することで、毎日の作業達成度をグラフとして、視覚的に確認することが出来ます。 ( 設定できる項目数に制限はありません。 )
特異な値がある日の記録など、気になった記録は [ 内容確認 ] ボタンですぐに確認できます。
QRコードで手軽に : タイムカードによる勤怠管理
利用者様が出勤された際には、それぞれの利用者様用に「タイムカード」として印刷しておいたQRコードを、システムにログイン済みの端末でスキャンするだけで「出勤時刻」「退勤時刻」の記録ができます。
もちろん、通常の支援記録記入ページからでも記録できますが、より素早く「記録のベース」となる情報を出勤時に登録しておくと、その後、各支援員様が時系列で追記しやすくなるように思います。
TIPS : 予定管理機能で「出勤予定」としてあらかじめ記録が入っている場合にも、記録は重複して登録されることなく、既存記録に時刻が追記されます。
カスタマイズ : 御社の運用方針にあわせて柔軟に調整できます
ここまで、就労継続支援A型事業所にて、共通するようなポイントについて活用例を挙げさせて頂きましたが、それぞれの事業所様ごとに独自に記録したい情報などもあるかと思います。 「かんたん支援記録カンタン支援計画」は、それぞれの事業所様の運用方針に合わせて、柔軟なカスタマイズができるようになっています。
これまでほとんどのケースが、カスタマイズにより解決出来ております。 ご試用して頂く中で、ご要望などがございましたら、その旨をご相談頂ければ幸いです。